こども宅食とは

こども宅食は、生活の厳しいご家庭に、定期的に食品を届ける取り組みです。
食品を届けることにより、そこから繋がりを作り、各ご家庭を見守りながら、必要に応じて様々な支援に結び付けていきます。

こども宅食について、より詳細に知りたい方は、
こども宅食応援団ホームページ
https://hiromare-takushoku.jp/

をご覧ください。

なぜこども宅食が必要なのか

こども宅食が存在する理由は、次のような親子に手を差し伸べるためです。
 ► つらい環境に置かれていても、声を上げられない。
 ► 苦しい状況に直面していても、自ら助けをもとめられない。

こども宅食を実施する目的は、宅食というツールを用いることでアウトリーチによって、食品を利用家庭に届け、その家庭をサポートすることです。食品の配送により、利用家庭の生活を支えながら、つながりを生み出すための手段でもあります。

LINEや配送時の対面によるやりとりの中で、安心したつながりを少しづつ育てていくことで、生活状況を把握したり、状況が悪化するときの予兆を見つけていきます。そして、必要な情報や機会、適切な支援を提供していくことをめざしています。

この「とどける」「つながる」「つなげる」を実現することで、親子のつらいを見逃さず、手を差しのべる誰かがいる社会を目指していきたいと考えています。

現在の日本には、しっかりとした社会保障制度があり、多くの親子の生活を支えています。
ただ、制度を利用して支援を受けるためには「窓口に行き、相談をする」ことが必要です。支援を受けるためには、自分で声を上げて自分で動かなければいけない。こうした状況は「申請主義」と呼ばれています。

支援者は窓口で助けを求める声が届くのを待っている。でも、声を上げられない親子の声は相談窓口には届きません。 相談窓口で待つのではなく、こちらから手を差し伸べる「アウトリーチ」と呼ばれるアプローチが必要なのです。

こども宅食応援団ホームページから抜粋